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| したたかなフィリピンの商売人 |
よくフィリピン人といえば気の短い人が多く飲めば喧嘩、ちょっとした事で切れるとか良く聞きます。 しかしそれは一般人のこと、少しでも目鼻が利き自分で商売をしている人は、一味もふた味も違います。 自分の利益の為なら、何を言われてもじっと我慢、自分の利益を中心に商品を仕入れ、値付けの判断基準はまず自分がいくら儲けたいかが先に来ます。 たとえばAの商品を100ペソで仕入れたとします自分の利益がこの商品で40ペソ欲しければ、他がどうであれ140ペソで売ります。 その商品にいくら乗せるかは自分で決めます、倍額ほしければ200ペソと決めればよいわけで、価格の設定は、ようは気分や自分の懐ぐわいで決まります。 決まればそれ以下では絶対に売りません、それこそがフィリピン人的商売です。 売れなかったらどうするか?そんなことを言うのは此処の商売を知らない人です。 彼らは売れるまでじっと我慢なのです。それと価格にはダブルスタンダードがあります、フィリピン人プライスと外国人プライスです。 もし誰かにこれはいくらですかと聞かれたら、P人には160と言い外人には280と言います。 もし買うからまけろと言われたら、P人にはラストプライスで140で売り、外人なら30%ダウンからじょじょに下げ〜50%でどうだと言う。 さすがに半額と聞くとこちらが恐縮しつい買ってしまいます、が、他の店でP人が同じものを私より安く買っていたので頭にきたのを今でも思い出す。 一見売るためにどんな譲歩も罵声にも甘んじて耐える、けなげな商売人に見えるが売るための方便が多く、嘘八百を並べ立てるし、お客の良い様に解釈も百通り弁舌の立つお兄さんに買ってしまつた後、良く良く聞けば昨日入ったばかりの素人でこの機械のことについては、まつたく知識のないことが分かった??? 売ってしまえば後のことなどお構いなし、お金を払ったら最後一債のトラブルに応じない、それがフィリピン方式、全て買った方の自己責任なのである。 部品が壊れていて部品の交換を要求すれば、アウトオブストック、早く直したいなら自分で他の店で買いなさいと言われ我ながら切れたことがある。 又携帯など、買った日から三日目にして壊れ、修理を頼めば、メーカーに持って行けと言われまた切れて、散々文句を言い修理に預けたら1ヶ月も、なしのつぶてで、取りにいけば未だ帰ってきて無いの一点張りで、あげくのはて担当者が辞めたので何処にいったか解からないで終わりました。 そんな従業員を雇うのも此処のしたたかな経営者、フィリピン人気質を逆手に取ったうまい販売方式、何度そんな商売にひっかかったことだろう。 経営者たるもの売ったその後・・・そんなことにはまったく関心が無く本日のセールスの事だけ。 今日の売上金のみ自分で集金に回る、従業員などお金に関しては少しも信じていない、もし少しでもおかしいと思ったり、不正があれば即首にする。しかしそれまでは笑顔で優しく接し従業員には嫌なことは一言も言わない。 必要が無ければ、即やめさせればよいのだ経営者にとつてはとても都合よく出来ている。 正社員は置かず、全て6ヶ月のアルバイト採用なのである。 だからどんなに良い販売員でも6ヶ月終われば彼、彼女はもういない。 人は使い捨て、法律で決まっているミニマムサラリーなど何処吹く風と1日100〜150ペソで働き人は、沢山いるとこれまたのんきに構えている。 商売人こそ、フィリピンのエリートなのである。 柔和で温厚なスタイルが出来るこれが商売人のステイタスと金持ち目差し、ひたすら忍耐努力が売り物の、若い駆け出し商売人。 彼らの道のりは、私と同じく未だ遠い。
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