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| したたかなフィリピンの商売人その2 |
一見柔和そうな商売人も自分のテリトリーを犯されそうになると色いろな方法で反撃に出る。 これは聞いた話だがコピー商品のCD売りの商売をしている人が1枚の 見慣れないCDを持っている外人さんに出会いその人に色いろ質問している。 これは何処で買ったか、内容は面白いか価格はいくらか在庫はあるか等々無防備な外人さんは、これはもらった物だが、内容が良いのでコピーして商売として売りたい等々話をした。 色いろ話をしたとたん、その翌日に取り締まりの警官が彼のところに訪れコピーCDは押収され、その背後関係を問いただされたそうだ。 自分達もコピーCDを売っておりながら、この対応の素早さ、速さの意味は何なのか、其の訳はこうである。 もし外国人が違法な商売に手を出すと、全ての権力が出てくる恐れがある。 なにがそうさせるかと言うなら、外国人ならお金になると踏んでやって来るのである。 逮捕、収監、国外退去等、脅す理由には事欠かない。 最終的には手打ちで済ませるには、と持ちかけ不問にするから、いくら出すといつた具合。 明らかにフィリピン人に対してと、外国人に対する2重構造という、ダブルスタンダードが現存し、フィリピン人商売人と警察権力は、相互依存又は保護的な意識での同盟関係にあり、対外国人商売人に対しては抑制の機能が強く働く。 それに対抗していくには多額のワイロや、ボンドを組み組織的に寄付を組んで支払っていく必要がある。 そうしなければとても同等には扱ってもらえない。 しかしワイロが一旦警察官にいき渡れば、扱や態度が一変し善良なホリナーとして扱われ逆に、少々ヤバイ仕事でもカバーされてしまう。 まあーそれはさておき、此処の商売人と警察はきっても切れない関係で、ありたずねてくれば小金を渡し、少々の違法なら眼をつぶると言う人間関係を作る事を重視する。 折有らば其の、つちかったコネクションをうまく利用するのが商売人である。 交渉ごとにたけ、粘り強く自分の思いの部分がやって来るまでじっと待つ事やけして怒らず、挑発に乗らずの、長い植民地時代を経験した、成功者の商売人は粘り強い。 こんな話も聴いた、成功している一人で教養ある商売人の話。 どんな嫌な相手でも会えばフレンドと呼び合い、嫌な顔一つしない。 借金を返さず踏み倒した人にも寛容の精神で接し、儲けた時に返してくれれば良いと横柄な態度は取らない。 しかし実態は違う、貸した相手の家には毎週通い、土日は彼の家で過ごし無言のプレッシャーそれを2年も続け、根負けした相手から見事に取り戻したと言うのである。 私にはとても出来ない芸当であるし、とてもかなわないと感じた瞬間でもある。 彼曰く、怒ってもお金は返らない、まして頭にきて殴れば、もう取り返しがつかないし、反対に訴えられるなど逆効果、返してもらえる口実が無くなる。 返してくれるまで、じっくりと粘り強く待つしか無い、と、同じ商売人として頭の下がる一言でした。 それとフィリピン人商売人と言えば本当に安い利益でも我慢できる強さを持っている。 毎日のセールスの純利が有るか無いか解からないくらいでも朝から晩まで良く働く。 日本人の感覚では、とても太刀打ち出来ないな、とも感じた。 一般にP人は働かないと言うのが通説だが商売人という働き者がいることを知った。 こんな人たちと同じ土俵で戦わないといけないかと思うと、もう一度ふんどしを締め直しまだまだ甘い自分のプランを洗い磨き直し、この苦境を克服すべく頑張ろうの決意を新たに固めた。
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